吹田市にて這樋のずれの為現場調査へ
皆様こんにちわいかがお過ごしでしょうか?
今回お客様からのお問い合わせは、這樋がずれているとのことで
現場調査へ伺ってきました。
〇這樋とは・・・
這樋とは、下屋根に這わせた雨樋の事を言います。
役割としては、這樋は上から落ちてきた雨水を下に送るための役割をしています。
這樋は、下屋の軒先まで這わさないといけないので長さがあります。
そのため、部分的にきちんと固定しないと風の影響をまともに受けてしまい、ずれてしまったり飛ばされてしまったりしてしまいます。
今回のお客様も、最近這樋がずれているのに気づかれたとの事です。
強い風が吹いたときに動く事で音が鳴るので気になるとのことです。
こういったスレート屋根の場合の這樋の固定方法は、板金を小さくカットして
間に銅線を挟んで折り曲げて、板金を屋根材の隙間に差し込み、這樋を銅線で固定します。銅線には板金が繋がっているので隙間に差し込んだ板金で固定されることになります。這樋の長い場合は、数か所固定すると強風に強くなります。
◆雨樋の役割◆
雨樋とは、屋根に降った雨水を寄せ集めて、地上の排水口へ運ぶための物です。
日本の建造物の一部として古くから存在する雨樋ですが、その最大の目的は、「家屋を雨水によるダメージや劣化から守る」ということもあります。もし雨樋がきちんと機能していなければ・・・
・外壁や建物基礎の傷み
屋根に降った雨は屋根の勾配に沿って下に流れます。通常雨水は雨樋を通じて排水口へ流されますが、雨樋が正しく機能していない場合、溢れた雨水が軒裏や外壁を濡らしたり、軒下に流れ落ちた雨水が地面に水たまりを作り、建物の基礎や縁の下を濡らすことになります。湿った状態の外壁や基礎部分にには苔やカビが生えやすくなるだけではなく、シロアリの餌食にもなりやすいのです。
・雨漏りの危険
雨水の侵入や湿気による内部への被害は外観からは確認することができません。ですが、雨が降る度、知らないうちに傷みが進行していて雨漏りを引き起こすケースがよくあります。内部の腐食した木材から補修する場合、改修費用も高額になります。さらに放置してしまうと建物の強度が損なわれ、地震などで倒壊する危険も高まります。
・雨音による騒音
雨水が正しく排水されないことが原因で騒音にもつながります。例えば、屋根から落ちた雨水が金属屋根(倉庫など)や、波板などポリカを使用した屋根(カーポート)などに当たると雨音が大きくなり非常にうるさく感じます。周囲に住宅があれば騒音トラブルに繋がったり、跳ね返った雨水が近隣のお宅の外壁を汚してしまったりと、二次被害へと繋がるケースもあります。
今回この作業のみの補修となると割高になるとお伝えしたところ、今回はキャンセルということになりました。また、外壁塗装・屋根塗装などと一緒に施工補修したほうが経済的です。