大阪市住吉区にて屋根葺き替え工事を行いました
工事内容 | 屋根葺き替え工事 |
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価格 | 約225万円 |
お客様名 | M様 |
市町村名 | 大阪市 |
棟瓦から撤去していきます
まずは棟瓦から撤去していきます。棟瓦の部分には固定するための漆喰が打ち込まれています。その漆喰も綺麗に撤去していきます。
今回の現場はトラックを横づけすることができましたので、そのままトラックに瓦や残土などを載せれました。こういった状況は非常に稀です。ご近所にもご迷惑にならないように、飛散防止のブルーシートをしてどんどん瓦や残土を積み込んでいきます。
だんだん瓦が片付いていきます
どんどん瓦がなくなっていきます。下地の野地板が見えてきています。土も綺麗に掃除していきます。
瓦を剥がした後の下地です。この下地の事を「トントン葺き」と言います。かわいい響きだなぁと思ったのは私だけでしょうか。トントン葺きとは、椹(さわら)や杉などの板を重ねて葺き上げる工法になります。トントンとリズミカル釘を打つことから、「トントン葺き」と言われるようになったそうです。
下地工事
次に不陸調整をしていきます。不陸調整とは、歪んでしまった下地に対して平らに調整していく作業の事を言います。特に経年劣化が激しい屋根の場合は不陸調整を行うことで新しく葺く屋根材がより美しく観えます。
野地板設置、ルーフィング貼り
不陸調整が終わったら、針葉樹合板を設置していきます。合板の上にはルーフィングを貼っていきます。
★ルーフィングとは★
屋根材の下に敷く防水シートの事を言います。業者さんによって「屋根下葺き材」とも呼ばれています。屋根材の下に隠れてしまうので、普段は全く目にすることはありませんが、新築や今回のような葺き替えの時にだけお目にかかれる材料になります。ルーフィングは非常に重要な建材です。役割としては、水を屋根内に入れずに外に流すことです。あくまでも屋根材の機能とセットでの防水効果になります。
カラーベストを設置していきます
カラーベストを葺いていきます。今回のカラーベストはケイミュー コロニアルクァッドを使用しています。この屋根材の特徴は耐久性が向上した屋根材になります。耐用年数は30年程と言われています。ただし環境や状況によっては、耐用年数よりも早く劣化してしまうことがあります。定期的なメンテナンスや点検などは行いましょう。
次に壁際に雨水が入っていかないように、捨て板金を入れていきます。屋根材が葺きあがると捨て板金は見えなくなります。こうして写真を撮っておくと後でお客様がご確認いただけるので安心材料になりますね!
こちらは壁際板金を固定するための胴縁といいます。木材をビスで固定しています。その上に壁際水切り板金を専用のビスで固定していきます。
葺き替え完了
葺き替えが完了しました!!!この屋根の上にある棟板金の重要性ですが、この棟板金が破損してしまったらどうなるか・・・。棟板金は一定の耐久性がありますが、雨風の影響を受ける中で劣化が進行します。この劣化の影響によって棟板金が破損した場合、棟部分に隙間ができてしまいます。この隙間から雨水が侵入した場合雨漏りの原因に繋がる可能性があります。一度雨漏りが起こってしまうと、建物内部の木材の腐敗が進行してしまうので、非常に深刻な問題になってしまいます。なので棟板金は非常に大事な部分なのがわかります。
営業・現場管理
白河 道安
この度は工事をご依頼いただき誠にありがとうございました。
またお困り事やお悩みなどがございましたらお気軽にご連絡くださいませ。