淀川区にて外壁塗装・屋根塗装の現場調査
皆様こんにちわ!
今回は、3階建て戸建のお宅を調査に伺わせていただきました。
では、調査していきます!!
こちらは、外壁サイディングなのですが、出隅のサイディングがシーリングの劣化で落下しかけています。こちらのお宅の前は、歩道になっているので通行人に当たってしまうと大変危険です。早急な対応が必要になります。
◎サイディングの劣化は放置してはいけません◎
放置してしまうと住宅に大きなリスクが生じる可能性があります。
①チョーキング現象
・外壁を触ると白いチョークのような粉が付着する劣化症状です。紫外線や雨水の影響で塗料が劣化し、外観が損なわれてしまいます。内部も腐食してくるため放置は危険です。
②目地部分のひび割れ
・サイディングとサイデイングをつなぎ合わせる目地部分にひび割れが起きることがあります。目地部分の劣化が進行すると剥がれ落ちてしまいます。定期的な点検を行うことで最悪の状態を防ぐことができます。
③サイディング部分のひび割れ
・サイディング部分にもひび割れが起きることがあります。雨水を吸収・乾燥する為、膨張と収縮を繰り返すことで歪みが生じます。早めの対処が大事です。
④サイディングの浮き・反り
・サイディングが反っているように見える、浮いているように見える場合も劣化症状に含まれます。重度の場合は、サイディングを張り替える工事が必要になります。
⑤カビや苔の発生
・塗装が劣化し外壁が水を含むとカビや苔が発生します。長期間放置されていると根を張り、色素沈着が起きる可能性があります。
これらの劣化症状を防ぐためには、定期的なメンテナンスや外壁塗装、コーキング交換工事が必要になります。放置すると内部まで腐食が進み住宅の寿命を縮めてしまいます。長く安全な住宅に住み続ける為に定期的なメンテナンスを行いましょう!
お隣様との隙間も狭いので足場を組む際は、事前に必ずお隣様の許可が必要になります。工事が始まる1週間前には必ずご挨拶に伺わせていただいております。
次にベランダの様子になります。
一度簡易的な水性防水材を塗装されていたとのことです。簡易防水の名前の通り、耐久性がそこまでありません。水性防水の上からは、密着不良なども起こりやすいため、ウレタン防水通気緩衝工法をご提案させていただきました。金額は割高になってしまいますが、防水は工法を間違えてしまうと施工不良が起こりやすいため経年劣化するよりも先にメンテナンスをする方がオススメです。
◆防水通気緩衝工法とは◆
ウレタン防水通気緩衝工法(絶縁工法)はウレタン防水工事の一種で、特定の厚さを保った均一なウレタン塗膜を形成する工法です。主に既存下地がコンクリートの場合に採用されます。この工法の特徴は、
①通気性のあるシートと脱気筒を使用
通気緩衝工法では通気緩衝シートと呼ばれる通気性のあるシートと脱気筒を活用します。既存下地がコンクリートの場合、躯体に水分が染み込んできることがあります。防水層内部で発生した蒸気を通気緩衝シートと脱気筒の働きにより外部に逃すことで防水層に膨れが生じるリスクを軽減します。
◎今回はベランダの施工になりますので、面積が狭い為、脱気筒は必要ありません。
通気緩衝工法のメリットとは
・既存防水層の上から塗ることが可能…通気緩衝工法では、既存防水層を撤去することなく上からウレタン防水材を塗布できます。
・水分が含まれていても施工可能…下地の水分を完全に除去することが難しい場所でも施工できます。
・膨れやひび割れが起こりにくい…内部で水分が蒸発することにより発生しやすい膨れやひび割れのリスクを軽減します。
通気緩衝工法のデメリットとは
・難易度の高い工事…経験や知識のある防水工事業者でなければ対応できないことがあります。
・比較的工期が長い…作業工程が多いため工期も密着工法に比べて長くなります。
こちらは既存の屋根になります。今回は2階の下屋根から脚立をかけて大屋根の確認をする事ができました。29年経過していますが、屋根自体はしっかりしている状態です。こちらは塗装でご提案させていただきました。
こちらは棟板金部分です。錆が目立っていますのでこちらは交換でご提案させていただきました。
後は、開口部のシーリングの経年劣化が確認できましたのでこちらも一緒に打ち替えさせていただきたいと思います。