大阪市港区にて2階建て外壁塗装工事の現場調査
皆様こんにちわ!
今回は港区のお客様よりお問い合わせをいただきまして、
外壁塗装の現場調査を行いました。
今回お伺いしたお宅は2階建てで、前回の塗装から15年程経過していることもあり、外壁の汚れなどが目立ちます。既存の外壁は、セラミック吹付の外壁ですね。
◆セラミック吹付外壁の種類と特徴◆
①微量のセラミック粒子が塗料に混ぜられたもの
乾燥時にセラミック粒子が塗膜の表面に浮きあがり、汚れが雨水で落ちやすくなります。断熱効果などはありません。
②極小セラミックビーズが塗料にまぜられたもの
セラミック成分が塗膜の表面に集中し、汚れが落ちやすくなります。中空のセラミックビーズによって熱や音が遮断され断熱塗料や防音塗料としての効果も期待できます。
③カラーセラミックを配合したもの
様々なカラーのセラミック粉末を塗料に配合して作られています。乾燥後の塗膜が石材のように仕上がり高い耐久性と防汚性を持ちます。
セラミック塗料の塗り替え時期は一般的には10~15年程度と言われています。セラミック塗料の耐久性はごく普通で、アクリル塗料やウレタン塗料に比べていい方かもしれません。セラミック塗料の欠点は、経年に伴い耐久性が落ちて劣化してくるとセラミックの結合剤であるエマルションが劣化して、セラミックの表面が脆くなってしまい、主材である砂(セラミック)が落ちてくる点です。こういった場合は、美観も悪くなってきてしまいますので、塗り替えのタイミングとしても良いでしょう。
こちらは軒天上になります。木部ですが定期的にメンテナンスをしていないとこちらの写真のように表面がかさついてしまったり、パラパラとめくれてきたりしてしまいます。
こちらは外壁部分なのですが、北面で1階部分になります。場所的に日当たりも良くないので防水性がなくなってしまうと、このように苔が生えてしまいます。
こちらはテラス屋根です。テラス屋根材のアクリル板は、工事の際に取り外しをさせていただきます。足場を組む際に障害になってしまうため、取り外して施工させていただきます。
庇のどこからか水が漏れているのか湿気が原因なのかはわかりませんが、木材が傷んでいるのが確認できます。塗装する前に新しくベニヤ板を上貼りして塗装して仕上げたいと思います。
こちらは格子ですが木部です。木部用防腐剤のキシラデコールを使用して塗装していきます。ただ細かく時間がかかる塗装作業なので、木部は箇所が多ければ多いほど金額が割高になってしまいます。
〇キシラデコールとは〇
キシラデコールは、木材の保護に使用される油性塗料になります。屋外での使用に適しています。キシラデコールは木材の防虫、防腐、および防かび効果を発揮するステインタイプの塗料です。約50年以上の実績を持つ定番ブランドで多くの採用実績もあります。多彩なカラーバリエーションで木材を美しく仕上げてくれます。日光や雨、害虫、カビなどの外敵から木材を長期間守ってくれます。
こちらは塗膜が欠けてしまっています。何かがぶつかってしまったのか、何かの原因で欠損してしまっています。こちらは塗装前に左官工事でモルタル補修をしてからの塗装仕上げとなります。