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金属屋根
金属屋根といっても色んな種類があります。昔ながらのトタン屋根ガリバリウム屋根、ステンレス屋根、鋼板屋根、
チタン屋根などがあります。最近特に需要が多いのがガリバリウム屋根です。ガリバリウム鋼板は、55%のアルミ
ニウムを含む亜鉛合金でメッキ処理された鋼板です。メッキ層にアルミニウムを含んでおり、トタンの約5倍の耐久
性と熱反射性を持ちます。元の表面は銀白色ですが、塗装を施すことで耐久性を向上させ、カラーバリエーションも
豊富になります。近年一般住宅で多く使われています。屋根瓦の形に加工されたものを「成形ガルバリウム鋼板」
と呼びます。
戸建住宅では「成形ガリバリウム鋼板」を使用することが多く、裏側に断熱材が充填されている商品が人気です。
ガリバリウム鋼板は既存のコロニアル屋根に直接貼るリフォーム(カバー工法)が認知され爆発的に普及しました。
ガリバリウム鋼板の中には、塗膜が強化された「フッソ樹脂の3層構成タイプ」やメンテナンスフリーとされている
「天然石粒仕上げタイプ」そして、日本の伝統的な住宅の美観を損ねない「和瓦型」もあります。各メーカーも保証
10年~30年と豊富なバリエーションが揃っています。屋根は住宅にとって一番重要な場所です。住宅の歴史は
屋根の組立から始まっています。高温多湿の気候風土から住宅を長持ちさせるため、雨漏りを防ぐため、屋根材を
検証し、選択する事は大切なことです。ひと昔に較べて屋根に使用される新しい素材や工事方法も変化してきて
います。屋根リフォーム工事は極めて高額です。より慎重に素材工法選びが求められます。
◆メリット
①既存のコロニアル屋根に直接貼ることができる。(カバー工法)
②軽量で地震に強いので震災以降の需要が大幅に増加しています。
③耐久性が高くメーカーによっては30年保証している商品もあります。
④断熱材つきの商品も各メーカーが開発し、効果も実証されています。
⑤和風建築から洋風建築、現代建築までマッチする豊富なデザイン・
カラーが揃っています。施工性にも優れているので取り扱いがしやすい。
⑥頻繁なメンテナンスが不要です。雨音に対しても最近では改良された
商品が出て来ています。
◆デメリット
①屋根としては比較的高価な部類に入りますが、瓦棒屋根や平板屋根など
安価な商品もあります。
②勾配の緩い屋根の場合、水が溜まりやすいところは腐食しやすい。
③特別な商品を除いては雨音が室内まで響くことがあります。
参考サイト:外壁塗装駆け込み寺