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色選び№1
①外壁塗装の色選びについての知識と注意点
外壁の色を決める場合、一般的には業者が持参した色見本帳か
日本塗料工業会発行の色見本で決めることが多いと思いますが
小さな見本ではなかなかイメージがしづらいものです。出来れば
業者にお願いして大きめのA4サイズ位の見本帳を使ってもらった
ほうがイメージしやすいと思います。
色選びの際には誰もが迷いますが、あらかじめ町内の建物を
見ながら自分のイメージに合った色を決定するのが、一番
わかりやすいと思います。そして、それを業者に伝えて、その
建物を見てもらって決定するのが無難です。
色的に避けたいのは、白と黒です。白と黒はどうしても汚れが
目立ちやすいのが難点です。一般住宅の場合、どうしても
経年劣化と共に汚れが付くと、非常に目立ちます。中間色の
場合は汚れがそれほど目立たないので、出来ればベージュや
クリーム色が長期に渡り、美観を保てます。そして、赤や青など
色の濃い原色も避けた方がいいでしょう。原色系の色は経年
劣化で色が薄くなるのが中間色と較べると早い傾向があります。
色が薄くなると建物自体が古びて見えます。どうしても使いたい
場合は、1ポイントのアクセントをつける程度がいいでしょう。
②周りの家との調和も考えましょう。
色選びの前には一度、町内を散歩しながら大体の雰囲気や
色合いを見て廻りましょう。周りの家がクリームやベージュ系
なのに自分の家だけ濃いブルーなどにすると、それだけで
周りの景観が損なわれます。後々のトラブルを避ける意味でも
周りの景観に合わせる配慮も必要です。また、町内の家を見て
廻る場合、晴れ日、曇りの日、朝・昼・夕方などの時間帯に
よっても見え方が違って来ますので2~3回に分けて見て廻る
方がベストだと思います。基本的には自分の好きな色で決定
すると思いますが、最初から色を決めて廻るのではなく、ある
程度の色の系統を大雑把に決め、そして、気に入った建物の
色を見つけるのがいいでしょう。最近はツートンカラーにされる
方も多くなりました。二色を使う場合は、赤と青など全く違う色
を使うのは避けましょう。非常に奇抜になり、周りに不快感を
与えてしまいます。クリーム色なら同じ系統の色で濃淡をつける
と上品な感じに仕上ります。そこで、気を付けなければならない
のが、京都などのように市町村の中には「景観ガイドライン」
というものを定めているところもあり、使える色が制限される
場合もありますので、事前に確認が必要です。