和風住宅の塗り替え 外壁塗装
築30年、木造モルタルの塗り替えです。 これまでトラブルもなく住まわれていたので初めての塗り替えでしたが、細かく調査してみると着実に経年劣化が見られました。
工事内容 | 外壁塗装 目地シール打ち バルコニー防水工事 テラス屋根新設 内装工事 |
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リフォーム期間 | 3週間 |
価格 | 外壁塗装:80万円(シール工事とも) 防水工事:15万円 テラス新設:10万円 内装工事:60万円 |
お客様名 | N様 |
市町村名 | 大阪市西成区 |
外壁には標準仕様のウレタン塗装を施しました。元の吹付け模様を生かした仕上げとし、色はお客様が熟考の末決められた特注色です。
下地調整
元々モルタル壁に設けられたV字溝(亀裂誘発目地)に亀裂が入っていた為、シールを打ちます。密着を良くするためプライマーを塗布しマスキングしています。 クラックの幅は1mm以上あり、ここから雨が進入すると木部を腐食させ、白蟻を招くこともあります。
シール打設後。 塗装の汚染が少ないノンブリードタイプの変成シリコンシーラントを使用。 この後、外壁を高圧洗浄して塗装下地の完了です。
外壁塗装
外壁下塗り。 元の吹き付け模様を生かした仕上がりにする為、下塗り材は薄付けにします。 使用材料は微弾性フィラーです。 こちらのお宅は大丈夫でしたが、既存塗膜に細かな亀裂がある場合などは薄付けではなく専用ローラーによる厚付けが良いでしょう。
中塗り工程。 厳密には上塗りの1回目と言います。中塗りと上塗りで色を変えたほうが塗り忘れがないとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、塗料は塗った直後と乾いた後では色が違いますので、同じ色で問題ありません。 元の色と全く違う色を塗るときは同じ色で2回塗らないと元の色が隠れない場合もあります。
鉄部下塗り
バルコニー手すりに錆止め塗料を塗ります。 通常の錆止めより防錆力の高いエポキシ系の錆止めを使用しています。
断熱雨戸にも錆止めを塗布。 錆止めは上塗りする色にあわせて白・グレー・赤さび色を使い分けます。 雨戸は淡色で塗るので白色の錆止めを使っています。
バルコニーの防水工事
2ヶ所あるバルコニーの防水工事もしました。 古い防水塗膜は密着が悪く剥離していたので、下地調整が必要です。 古い塗膜を除去後、付着力の高いセメントペーストを下塗りします。
プライマー(下塗り材)を塗布した後、入隅や亀裂にシールを打ちます。 立ち上がり部分には防水材の膜厚を確保できるようガラスクロスを入れました。
その他の工事
バルコニー部分に張られたタイルが落ちていたので、点検すると10枚以上が浮いており、今にも落ちそうな状態でした。 急遽タイル職人さんを手配して、タイルを張りなおした上で空目地のタイルに目地材を詰めてもらいました。
こちらが気づいていなかったところまで気を配ってくださり本当にありがとうございました。
進和さんにお願いして良かったと家族とも話しております。年数の経った建物ですので些細なことでお呼び立てするかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。