吹田市 外壁フッ素塗装
前回も弊社で外構工事をさせていただいたお客様です。
以前より白い外壁は汚れが目立つので、次は濃い色で!と
機会をうかがっておられ今回、満を持してご依頼いただきました。
お客様はフッ素樹脂を扱う某メーカーにお勤めの方で、
外壁に使う塗料もフッ素塗料をご指定されました。
工事内容 | 外壁塗装工事(日本ペイント ファイン4Fセラミック) |
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リフォーム期間 | 三週間 |
価格 | 159万円 |
市町村名 | 吹田市 |
ブリティッシュグリーンをイメージした濃く深いグリーンは
白い窓にとても良く似合っています。
塗装前の点検
各部がかなり黒ずんでいます。
古い塗装の表面は塗りたてで綺麗ですが、
表層のクリア塗装が劣化すると、コケや
雨垂れ汚れが付きやすくなります。
過去に「セラミック塗装・石調塗装」を
された方は塗り替えに注意が必要です。
陽当たりのいい面は塗装の劣化が著しいです。
手でサッとなでただけで、表面がボロボロと
崩れてきてしまいます。下地調整&下塗りに気が抜けません。
雨どいは塗装が剥離しています。
できるだけ悪い塗膜を落としますが、
電動工具では雨樋に穴が開いてしまうので
手作業で行っていきます。
足場仮設工事
足場組立です。足場はクサビ緊結式足場。
組み立てが早く、作業安全性の高い足場ですが、
組み立て・解体時に金づちでたたき込む為騒音が伴います。
工事中も施主様の車を止められるよう、
カーポート部分に柱を立てないように組みました。
高圧洗浄の様子です。
劣化した旧塗膜がボロボロ取れていきます。
洗浄で出た汚水には大量の砂がふくまれています。
なぜ砂が出るのでしょうか?↙
この砂は以前塗られた「セラミック塗料」に含まれる成分。
セラミック塗料は細かい砂や石を樹脂で固めたものなので
紫外線によって樹脂が劣化するとそれまで結合してた成分が
流れていくのです。洗浄後に建物全面を点検した結果、
当初予定の下塗り材では不具合の恐れがある為
別の材料に変更しました。
外壁塗料
下塗り材。
洗浄後の壁の状態は想定より旧塗膜が脆く、
弱っていたので、これから使用する塗料の
仕上げに悪影響があると思われました。
当初予定していた下塗り材を変更して、
下地に浸透する固定化(=固める)し、
上塗り材の吸い込みを抑える二液タイプの
浸透造膜シーラーを使用しました。
今回使用したフッ素樹脂塗料。
日本ペイントの高圧久塗料
「ファイン4Fセラミック」です。
余談ですが、日本ペイントの建築用塗料の場合
塗料名に「ファイン」と付く物は油性=シンナー臭の
する塗料をあらわしています。
塗装工程
少しわかりにくいのですが、中央の雨といを境に
右側が浸透造膜シーラー塗布後、左が塗布前です。
一度の下塗りでしっかり塗料の膜ができ、
ツヤができているのがわかります。
通常のシーラーではツヤが出るまでに
2~3回塗り重ねる必要があったかもしれません。
これで安心して上塗り工程に入る事ができます。
ローラーでは塗りにくい、凹凸の大きな外壁でしたが
下地の仕上がりの光沢感と周囲への飛散を考えて、
ローラーで上塗りしました。塗料が届かない所は、
刷毛を使って塗り込んでいきます。
この工程を2回繰り返して外壁塗装の完成です。
ツヤのある良い仕上がりになりました。
フッ素塗装は雨を「はじく(撥水性)」のではなく、
「なじませる(親水性)」ことで、塗料と汚れの間に
雨水が入り込み汚れを流してしまうのです。
営業・現場管理
白河 道安