積水ハウスの塗り替え 外壁塗装
セキスイハウスで建てられた住宅の塗り替え。 外壁材質はレンガ模様のPC板(プレキャストコンクリート)で、10年ほど前に塗り替え歴があります。 前回の塗装は白ミカゲ調のいわゆる「セラミック塗装」がされていました。
工事内容 | 外壁フッ素塗装 雨とい補修 |
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リフォーム期間 | 約2週間 |
価格 | 外壁塗装:146万円 その他の工事:13万円 |
お客様名 | H様 |
市町村名 | 吹田市 |
外壁はフッ素樹脂塗料を使用し、高耐久性が期待できそうです。 色は特注のダークグリーンで白い窓サッシに良く似合っています。
塗装前の点検
各部がかなり黒ずんでいます。
セラミック塗装は塗りたてはきれいですが、表層のクリア塗装が劣化すると、コケや雨垂れ汚れが付きやすくなります。
陽当たりの良い面は塗装の劣化が著しい。手でサッとなでただけで表面がボロボロと崩れてきます。 下地調整&下塗りに気が抜けません。
前回塗られた雨どい。 塗装が盛大に剥離しています。塩ビ製の雨といはきれいなら塗らない場合もありますが、こうなってしまっては塗るしかありません。できるだけ塗膜を落とします。 電動工具では雨樋に穴が開くので手作業になります。 他にも、通常は塗らないアルミの部材(手すりなど)まで塗装されているので塗装が劣化して汚れてしまってます。 これも再塗装するしかありません。
着工
足場組立 工事中も施主様の車を停められるよう、カーポート部分に柱を建てないように組みました。
外壁高圧洗浄 劣化した旧塗膜がボロボロ取れていきます。洗った水には大量の砂がふくまれています。 セラミック塗料は細かい砂を樹脂で固めた物なのです。
洗浄後、周辺には塗装に含まれていた砂(珪砂)が見られます。 足場架設後に建物全面を点検した結果、当初予定の下塗り材では不具合の恐れがある為、別の材料に変更いたしました。
塗装工程
下塗り材。 想定より旧塗膜が脆弱で、塗料の吸い込みが激しいと思われました。 下地に浸透して固定化し、上塗り材の吸い込みを抑える二液タイプの造膜シーラーを使用。使用量も想定を超えました。
中央の雨といを境に右側がシーラー塗布後、左が塗布前です。一度の下塗りでしっかり造膜し、ツヤがあるのがわかります。 通常のシーラーでは2~3回塗らないと上塗りに移れないでしょう。
今回使用したフッ素樹脂塗料。日本ペイントの最高級塗料「ファイン4Fセラミック」です。 二液タイプの弱溶剤塗料(シンナー臭があります)。
仕上がりの光沢感と周囲への飛散を考え、ローラーで上塗りしました。 ローラーが届かないところは刷毛を使って塗り込んでいきます。 この工程を2回繰り返して外壁塗装の完成です。